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コラム・症例報告

2019.01.21

症例報告(内科)

日曜日の深夜ですが、先程数件の救急患者さんの治療を終えて執筆しております。

外出等の事情で即時対応できない場合も御座いますが、できる限り対応したいと思いますので、お困りの際はとりあえずご一報頂けたらと思います。(転送電話になっている場合は少し長めにコールして頂く必要が御座います)

 

さて、寒さが益々厳しくなっている日々の中、消化器・関節疾患を中心とした体調不良で来院される傾向が多いこの時期ですが、同時に不思議とどの病院さんも共通して来院数は落ち着く代わりに重症の子が多く来院する時期でもあります。

そこで、他病院さんから紹介された症例など重症な症例のご報告をさせて頂き、飼い主さん方への啓発になればと思います。

あくまでも当院での診断治療を称賛するものではなく、助からなかった子のご紹介も含め、彼らそしてその飼い主さんの共に生きたかった日々を今健康に過ごせている方々への教訓として活かして頂くことを目的としておりますので、ご参考まで。

 

症例1:「長期下痢・血便の続く日本犬」

長期の下痢と血便を主訴に長期治療を行っても改善せず、当院にご紹介頂いた症例。

下痢は日常の診療の中で最も多いと言っていいくらい来院される理由として一般的な症状ですが、ストレスなど比較的軽度のものから、腫瘍や難治性の下痢と呼ばれるような腸炎など様々ですが、飼い主さんによっては大したことがないと思われがちな病気でもあります。

本症例でも、一般的な下痢止めや整腸剤による治療などで数週改善せずご紹介頂き、特殊な糞便検査や重篤な疾患を疑い超音波検査など様々な検査を行い、通常の糞便検査では診断が難しい特殊な微生物が検出されたため、その治療を1週間行ったところ飼い主さんから改善が見られたとの報告を頂き、通常完全回復には2週程度必要ですので以後の管理はかかりつけ病院さんで対応して頂くこととなりました。

このように、下痢一つでも数週に渡る治療や様々な検査が必要な場合があり、数か月前にも腫瘍が原因だった子もおりましたので、単純にお腹が緩いと軽く考えてはいけない場合も御座いますので注意が必要です。

 

症例2:「元気食欲なく、原因不明で検査が困難とのことで来院された小型犬」

元気がなく、食欲不振が続くとのことでかかりつけ病院さんや大学病院を受診され、様々な検査を行い、肝臓が原因かもしれないがこれ以上の検査にはCTなどの高度な検査が必要だが今の状態では検査はできないとのことで当院に来院されました。

これまでの経緯などをお聞きし、血液検査や超音波検査など行い、検査結果などから総合的に判断したところ、アジソン病というホルモン疾患が疑われたためその日から治療を開始致しました。

次回の経過観察では元気食欲に改善が見られ、現在でも安定した生活が送れている状況です。

本疾患、特に本症例では非定型と呼ばれるタイプの近年病態が明らかになってきた疾患であり、先日アメリカの専門医の先生とお話させて頂いた中で現地の大学病院の研修医の先生もよく見逃してしまうことがある疾患です。

このように単純に元気がない、食欲がないという症状でも考えられる病気は多岐に渡り、本疾患だけではなく病気というものは検査や治療経過、飼い主さんからの問診が非常に重要であります。

特に動物は病気を隠してしまう・我慢してしまうことが多く、飼い主さんや我々がなかなか目に見えて気が付かないことも多いため、「普段と何か違うかも?」と思われた際には早期の受診をお勧め致します。

ちなみに、当院でここ数年力を入れている健康診断では今のところ7~8割くらいの子で何らかの異常が発見されております・・。

 

今回は一部ですが、また機会が御座いましたら症例の報告をさせて頂きます。

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