・皮膚病で来院する子の8~9割は日常的によく遭遇する疾患だと言われています。その診断・治療法は日進月歩で進化しており、同じ病気が原因であっても犬種や年齢で症状や治療の反応は様々です。また、見た目だけでは病気を確定する事が難しいのも皮膚疾患の特徴で、正確に病名を確定するためにはある程度の日数が必要なこともあります。そこで、疑われる病気の優先順位を予測しながら検査や治療を行うことが重要で、特に普段生活を共にしている飼い主さんの言葉が重要になってきます。
・「皮膚は内臓の鏡」と言われるように、皮膚の病気でも、その背景には内臓の病気だけではなく、関節の異常や精神的な問題など、実は原因が多岐に渡る場合もあります。
学会や研究会に所属する獣医師により、困難な疾患には専門医との連携を行うことも日常的に遭遇することのない1割の疾患にも対応できることを心掛けております。また、様々な治療の選択肢を提示し、動物だけでなく飼い主さんにとって適切な診断・治療を行っております。